日本人がニューヨークに感じる自由さ
日本人がこの街に感じる、その自由さには、大きく三つのものがあると思います。①この街には様々なライフスタイルを受け入れる寛容さがあるということ。②日本の堅固に組織化~構造化された社会と家族から離れ、そのプレッシャーから解放されたことから感じる自由さ。③日本人がこの街や自分の現実に目をつぶっている、もしくは正しく理解していないところから、実際よりさらに自由だと勘違いしている。理由はどうあれ、確かにニューヨークは自由。しかしそれには代償があるのです。しばらくこの街で勝手気ままに自由に暮らしているうちに、来た時には持っていたはずの夢や望みは次第に色槌せていく。そして早かれ遅かれ、気がつく時がくる。このままこれを続けていたら、自分の人生はどうなってしまうのだろうと。ここの暮らしは気楽でいいけれど、ウエイターなんかいつまでもやってていいんだろうか、もっとマシな仕事をするべきじゃないのか、もっと真面目に人生のビジョンを持つべきじゃないのか。そしてだんだん不安になっていく。また国民総保険の日本と違い、ここでは企業の社員や公務員でない限り、きちんとした健康保険さえも保証されていません。
